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ダイヤモンドの4Cって実際どうなの?
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- 更新日:
- 2018年3月21日
ダイヤモンドのクオリティを表す「4C」。本当に自分が欲しいと思えるダイヤモンドを選ぶために、それぞれの意味と価値を押さえておきましょう。
ブライダルリングには、やっぱりダイヤモンドを選びたい!というのなら、その品質を評価する「4C」についての知識はおさえておきたいもの。
それぞれの意味や基準を知って、自分はどの「C」を重視したいのか考えてみましょう。
ダイヤモンドの「4C」、そもそもどんなもの?
G.I.A(米国宝石学会)が定めた、カットされたダイヤモンドの品質を表す4つの要素、カット(Cut)、カラー(Color)、クラリティ(Clarity)、カラット/キャラット(Carat)で構成される「品質評価国際基準」を総称して“4C”と呼ばれています。
ダイヤモンドは天然の鉱物であり自然の産物です。
色みや内包物の入り方など、同じものはふたつとなく、それぞれの石に異なる特徴が備わっています。
鉱山会社や中央販売機構でその特徴を定量的、絶対的に評価し、取引するための基準を設けたのが始まりです。
4Cは、それぞれがダイヤモンドのクオリティを示すものだけに、すべての項目が最高ランクのものを選びたくなるものですが、そうなるとその希少性に比例して、非常に高額なものになってしまいます。
ここで注意する必要があるのは、ダイヤモンドの美しさが4Cの評価だけで一義的に決まるものではないということ。4Cというのは、あくまでも、価格評価をする際のひとつの目安です。
場合によっては、肉眼では判別できないようなキズや内包物にこだわるよりも、その分、石を大きくしたり、上質なカッティングのものにグレードアップする人もいます。
自分なりにこだわりたいポイントは何なのか、それぞれの意味を知って、どのCを重視したいのかよく考えて選ぶのが良いかもしれません。
4C “Carat カラット”について
カラット(またはキャラット)とはダイヤモンドの重さのことで、「ct」と表記されます。
1カラットは0.2g。
宝石を計るはかりのおもりとして使われていたカロブ(いなご豆)から、その呼び名がついたと言われています。
大きなダイヤモンドほど稀少で人気が高いため、重量以外の条件がすべて等しい場合はキャラット重量の大きなダイヤモンドほど値段も高くなります。
4C “Clarity 透明度”について
ダイヤモンドのクラリティ=透明度、具体的には内部の特徴(インクルージョン)と外部の特徴(ブレミッシュ)で評価されます。
このクラリティの“特徴”は「キズ」ではなく、 自然の結晶が生んだ個性として解釈するのも楽しい選び方。完璧な純粋に近いものほど価値は高くなります。
評価は11段階。
・FL(フローレス/Flawless)
10倍の拡大検査で、ブレミッシュもインクルージョンもまったく見ることができない。
・IF(インターナリーフローレス/Internally Flawless)
10倍の拡大検査で、インクルージョンはまったく見ることができず、ごくわずかなブレミッシュのみが見られる。
・VVS1、VVS2(ベリーベリースライトリー・インクルーデッド/Very Very Slightly Included)
10倍の拡大検査で、見つけるのが困難なごく微小なインクルージョンが含まれている。
・VS1、VS2(ベリースライトリー・インクルーデッド/Very Slightly Included)
10倍の拡大検査で、見るのが困難なもの(VS1)からやや容易なもの(VS2)まで、軽度なインクルージョンが含まれている。
・SI1、SI2(スライトリー・インクルーデッド/Slightly Included)
10倍の拡大検査で、容易に(SI1)、または非常に容易に(SI2)見える、明確なインクルージョンが含まれる。
・I1、I2、I3(インクルーデッド/Included)
10倍の拡大検査で、顕著に見えるインクルージョンが含まれる。
透明度が高い、つまり特徴が少ないものほどグレードが上がり、希少性も高くなります。
4C “Cut カット”について
4Cのうち、この 「カット」だけが人間に手によるもので、その技術の良し悪しが輝きに影響してきます。
評価はプロポーション(形状)とフィニッシュ(仕上げ)に分けられていて、その総合評価は「エクセレント」「ベリーグッド」「グッド」「フェア」「プア」の5段階。
最近ではエクセレントの(カットグレードの最高品質)の中で、さらに優れているとされる、トリプルエクセレントと評価されるものもあります。
また、 プロポーションとは全体のバランス、フィニッシュとは研磨の状態や対称性のこと。
ダイヤの煌きをもっとも発揮するのはラウンドブリリアントカットとされ、その他のカット(総称でファンシーカット)と分類されています。
代表的なカッティングをいくつかご紹介します。
・ラウンドブリリアントカット
もっともオーソドックスなカッティング。
ダイヤの輝きをもっとも表現する58面体のカットが基本とされています。
・オーバルカット
ファンシーカットの定番のひとつ。
楕円形の上品なカットで、ダイヤモンドの美しい輝きと気品を引き出します。中石に使えば、女性らしいやさしげなイメージのリングに。
・マーキーズカット
両側が尖ったエレガントなカッティングです。
マーキーズとは「公爵夫人」という意味で、ポンパドゥール公爵夫人に由来すると言われています。優美でクラシカルな趣きがあります。
・ハートシェイプカット
ロマンチックなイメージのカット。
原石を惜しみなくカッティングするので、カットが可能な大粒な原石が少なく、希少価値が高いものといえます。ブライダルにふさわしいデザイン。
・エメラルドカット
エメラルドによく用いられるのが名称の由来です。
落ち着いた雰囲気のカッティングで、年を重ねても違和感なく着けることができます。素材の良さが要求されるカットでもあります。
・ペアシェイプカット
「洋なし」をかたどったカッティング。ペアは英語で洋なしの意味。
片方だけが尖った先端が、指を美しく見せてくれる、大人の雰囲気を醸し出すカットです。
・プリンセスカット
スクエアをブリリアントカットにしたカット。
エメラルドカットより面数が多く輝きが増して見えます。
4C “Color 色”について
ダイヤモンドは無色透明と言われていますが、厳密にはさまざまな色味があって、無色透明のDを最高とし、黄みを帯びるにしたがってZまで、全23段階に分けられます。
日本では、無色とされるDからFまでがブライダルリングにふさわしいとされていますが、アメリカではむしろ黄みがかったものが好まれるといいます。
ショップでは、白い紙の上に載せて見せてもらうようにしましょう。
・無色(Colorless) D、E、F
・ほぼ無色(Near Colorless) G、H、I、J
・わずかな黄色(Faint Yellow) K、L、M
・非常にうすい黄色(Very Light Yellow) N、O、P、Q、R
・うすい黄色(Light Yellow) S、T、U、V、W、X、Y、Z
無色がもっとも価値が高いとは限らない。“カラー”ダイヤモンドの価値。
ブライダルリングには、なんといっても無垢な輝きを放つ無色透明のダイヤモンドが人気ですが、最近ではカラーダイヤモンドも注目されています。
これら、天然の美しい色を持つダイヤモンドは、ファンシーカラーダイヤモンドと呼ばれ、4C“Color”の「Z」以下に分類されるものですが、無色のものに比べて、 むしろ希少価値が非常に高いものになります。
ブルー、ピンク、パープル、レッド等の希少性の極端に高い天然のファンシーカラーの石は、無色のダイヤモンドとは反対に、色の・強さ(濃さ)を重点に評価されます。
より深く独特な色のダイヤモンドは、産出量が極めて少ないため、その希少性は「D」クラスのダイヤと同程度になり、値段も高価に。
ちなみに、なぜ「カラー」になるのかについては、残念ながら完全な科学的証明はまだされておらず、わかっていない部分が多いようです。そんな神秘的なところも相まって、いっそう価値が高まっているのかもしれません。
あなたの指に光るダイヤモンドは、世界に一つだけのもの。本当に自分が気に入ったものを選んでくださいね。
ポンテヴェキオが取り扱っているダイヤモンドのクオリティについては、こちらでご説明しています。ブライダルリングを探されているなら、ぜひ一度チェックしてみてください。
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